旅 そとにうちに

旅 外に内に

 水平社発祥地を案内するカトリック関係者のあつまりを知り、参加することにして
電車に乗り込んだ

 ほとんど知り合いはいない
旅は外にむかうものなのか

 内にむかうことは、少なかったかなと思う

 そとに行き世界は広がり豊になったと何度も思った

 そのたびに、内に周りに見えなくなったものが増えていく

 生きる歳月が積み重ねれば重ねるほどそれ故にしっぺがえしがくる

 そとは距離の問題ではない

なら敢えて遠くに行き自分の中を見つめて見せる