こども食堂 移り変わる風景 9 地域経済から見える光景 鎌倉 きみえ食堂 children of cafe
多くのこども食堂は場所が数時間の借り上げで、行われる。丸ごと24時間365日建物を借り上げて、宿泊事業、飲食店業務を行いながら、こども
食堂を行っている例は少ない。観光地として、宿泊施設として、飲食店として、回る時期もあったが、コロナのもとで、外国人観光客や国内観光
客を引き寄せることはむつかしい。また、食育にこだわると食材費がかかる。構造として可能性と危険性がB/S P/L上はらんでいた。
宿泊事業の上に展開しているきみえ食堂は、皮肉なことに、事業者の支持やアドバイスを受けることが、当初より減っている。家庭、習い事、
イベント以外、不動産会社、飲食店、農家、商店会、寺院等、地域に地域経済に根ずくことに成功しているとは言えない。
それは地域経済自体の構造のせいともいえるが、地域経済を厚くすることに資することは道なかばである。