統計に関して、私が共有したいものは、多くの人が避けたがるデータが多いように感じます。しかし、もし人々が興味を持つ統計を深く掘り下げたら、最終的にこれらのデータにもつながるのではないでしょうか?
それを、今回のワークショップで試してみたいと思います。
私が重要だと考えている統計には、国と地方の財政収支バランス、各国の税率比較、介護・医療費の統計、そして各業界の人件費比較などがあります。しかし、多くの人にとって、これらのデータは複雑すぎる、もしくは手にしたところでどうすればいいのかわからないと感じているのかもしれません。
ですが、私はこうしたデータが極めて重要だと感じています。特に介護や福祉従事者の賃金を税制改革を通じて引き上げることは不可欠です。所得税、金融課税、法人税率を調整し、税金で介護労働者の賃金を増やすことは、他の何よりも優先されるべき課題だと思います。
よく耳にするのは、経済成長でその資源を生み出し、無駄を省き、自立するという議論です。しかし、結局はいつも同じ議論に戻ってしまいます。デザイナー、コンサルタント、政治家が無力に感じ、市民も民主主義も無力に思えることに、時には落胆してしまいます。
しかし、このワークショップを通じて、違うアプローチを提案したいと思っています。
なぜ「見たくない」統計を見るべきなのか?
また、私自身があまり見たくない統計もあります。それは、地球温暖化やゴミに関するデータです。これらの問題は、私の中では優先順位が低く、これについて議論することにも抵抗がありました。しかし、今年のワークショップで、参加者からゴミの統計について知りたいという要望があり、調査してその答えを提供しました。その経験から、これまで気づかなかった人々とのつながりが見え始め、関係者に対する見方も変わりました。
この経験を通じて、統計データそのものだけでなく、その背後にあるつながりを合わせて言葉やデザイン、コンサルティングの手法を用いることで、風景が一変する可能性があると感じました。
見たくない統計が示すもの
私たちが最初は見たくないと思っていた統計データから、新たな視点が生まれます。それが、関係を深め、私たちの理解を広げていきます。
Zoom ミーティングに招待
トピック: 鎌倉市の統計をつなぐ 統計カウンセリング
時刻: 2024年10月14日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
参加 Zoom ミーティング
https://us02web.zoom.us/j/82578981939?pwd=iOpekq4vqeLSDbbgiV1T8pRaoYvWUP.1
ミーティング ID: 825 7898 1939
パスコード: 688626