揺れる大地 理論 リアリズム

ルキ-ノ ヴィスコンティの初期作 揺れる大地を見た たしかな ぬくもりの余韻に浸る

 シチリアの 貧しい漁民の一家の物語、仲介商人に魚を安く買いたたかれ、商人や役人の豊かな暮らしと貧しい漁民の生活のさまがリアル
に描かれている。切ない恋愛、頑固な保守的な漁民。友情。単純な2項対立ではない。

 強い意志で漁民全体のためにも仲間を集め、独立して、独自の販路、漁場を切り開こうとするが、仲間は集まらず、船を嵐で壊れ、資金を集めのため抵当に入れた家すら失う。

 街を出るが、暮らしていけず、少女が力になりたいと話しかけと彼女と話した後、惨めさにたえ、村の上層部と話し、他のひとに渡った
船の労働者となり、再び漁に出ていく。

 この当時はリアルに社会科学で世の中が見れた。いや本当に理論で世の中を深くリアルに見れたのだ。その後、理論でリアルに見れなくなる。そのことに気付かなかった人かいかに多いことか

 たしかな ぬくもりの余韻に浸る

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